モリヲ菌の履歴
3~4×0.55μm大のらせん状をした細菌で、5~6本のしっぽがあります。森という苗字の20代男性の周囲でよく繁殖することから、モリヲ菌(正式名 294mori ウイルス)と名付けられました。病原因子の遺伝子型を解析した結果、この菌は26年前に日本で発生し、その後、関西全域で蔓延、6年前より全国へ広がったと考えられています。
感染経路は飛沫感染がもっとも多く、近年では、メールやスカイプ、チャットなどのデジタル媒体を経由して感染した例も報告されています。
感染すると、発熱と悪寒が同時に発生し、軽い鬱状態となります。病状が進むと目や胃粘膜の腫れに伴い、吐き気や食欲不振、精神面での極度な落ち込みが見られるようになります。
2009年には、モリヲ菌に感染したショックに起因した自殺例も報告されていることから、都内では民間の緊急対策本部が設置されています。