ググレカスの履歴
なんでそんな簡単なことを自分で調べもせずに人に聞くんだこのやろう、という意味。
英語にはいろいろ表現があるらしいけど、僕がすきなのは、「Just Fucking Google It」
wikipediaによると
そこから派生した語に「ググレカス」がある。元来はネット上でつまらない質問に対するレスとして書き込まれたもので、意味としては「その程度のことは、Google使って検索すれば、すぐにわかる。それくらいは自分でやれ、この屑野郎」くらいを含む。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Google#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E8.AA.9E
らしい。結構辛辣。
確かに、侮蔑の表現も大いに含まれるんだけど、なんでお前はこの掲示板や人力検索に書き込めるリテラシーがありながら、Googleで自ら調べるという行動を取らないのか理解に苦しむ、という率直な疑問の意味もあると思う。
僕自身も結構疑問だったのでちょっと考えてみた。
おそらくだけど、子供時代の教育に問題の一端があるんじゃないか。
というのも、子供社会、特に学校において、何かわからないことがあった時に、恥ずかしがらずに人に聞く、という行為はとても賞賛・推奨されるのである。
それと比較して、図書室に行って百科事典を引く行為がスポットライトをあびることはほぼないといっても過言ではない。
(自由研究や新聞を作る授業ぐらいだろうか)
そしてさらに問題なのは、本で調べて得た本当に正しい答えよりも、教師に聞いた「この時点の子供が知っておくべき知識」が正解とされることだ。
小学2年生にとって、3 ÷ 2は1.5ではなく、1余り1なのだ。
これでは自分で調べる気なんて失せるというものだ。
誰かに何かを聞くというのはとても素晴らしいことだ。
でもあなたがプロフェッショナルを目指すならそれだけではダメになる時期がいつかくる。
例えば職人さんなら、師匠に聞いたやり方をずっとやっているだけじゃ、いつまでも見習い。自分自身のやり方を試行錯誤で見つけていかなければならない。
というわけで、その疑問、自分で解決する癖をつけておかないと、いつか困りますよ。