error_reportingの履歴
error_reporting
(PHP 4, PHP 5)
error_reporting — 出力する PHP エラーの種類を設定する
説明
int error_reporting ([ int $level ] )
error_reporting() 関数は、 error_reporting ディレクティブを 実行時に設定します。PHP には多くのエラーレベルがあり、 この関数によりスクリプトの持続時間(実行時間)のレベルが設定されます。
パラメータ
level
新しい error_reporting レベル。ビットマスクまたは名前つき定数のどちらかです。将来の バージョンとの互換性を保証するために、名前つき定数の使用が 強く推奨されています。エラーレベルが追加されると、整数の幅は増加します。 そのため、以前の整数を使用するエラーレベルは常に期待通りに動作するとは 限りません。
利用可能なエラーレベル定数とその実際の意味は、 定義済みの定数に 記述されています。
返り値
変更前の error_reporting レベルを返します。
変更履歴
バージョン 説明
5.0.0 E_STRICT が追加されました (これは E_ALL には含まれません)。
5.2.0 E_RECOVERABLE_ERROR が追加されました。
5.3.0 E_DEPRECATED と E_USER_DEPRECATED が追加されました。
6.0.0 E_STRICT が E_ALL に含まれるようになりました。
例
例1 error_reporting() の例
<?php
error_reporting(0);
error_reporting(E_ERROR | E_WARNING | E_PARSE);
error_reporting(E_ERROR | E_WARNING | E_PARSE | E_NOTICE);
error_reporting(E_ALL ^ E_NOTICE);
error_reporting(E_ALL);
error_reporting(-1);
ini_set('error_reporting', E_ALL);
?>
注意
警告
ほとんどの E_STRICT レベルのエラーは スクリプトのコンパイル時に発生します。そのため、 error_reporting で E_STRICT を含むように設定されている環境では これらのエラーを検出できません (逆も同様です)。
ヒント
値に -1 を指定すると、仮に将来のバージョンの PHP で新しいレベルと定数が追加されたとしてもすべてのエラーを表示するようになります。 E_ALL 定数も、PHP 6 以降これと同じ挙動になります。
参考
display_errors ディレクティブ
html_errors ディレクティブ
xmlrpc_errors ディレクティブ
ini_set() - 設定オプションの値を設定する