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簿価の履歴

ぼか(帳簿価格)
16年度50万円の品を買いました。16年度減価償却15000円したとします。簿価は485000円になります


1000万円のものを買ったとします。消耗品などは使ってしまえば価値は0です。
つまり資産にはなりません。

それが車だった場合、一定の期間「価値」が残ります。実際にはものの価値が
一定の率で落ちていくわけではないのですが、帳簿上の「資産価値」として評価
することを減価償却といいます。

償却期間はものによって違いますが、1000万円に対して年間一定の額もしくは
率を減らしていって最終的には0になるわけです。

年間200万円づつ償却するとすればその車の価値は200万づつ減っていって
償却額が増えていくわけです。償却額が本来の価値を超えたときにその車は帳簿
上、無価値になるわけです。

さらに、その償却額を差し引いた帳簿上の価値が簿価です。

1000万円の車を年間200万づつ償却します。

3年目だと200万*3で減価償却(累計)額は600万円
その車の簿価は1000万(原価)ー600万(償却額)で400万円
5年目には1000万ー1000万で0となるわけです。

ちなみに、償却する計算方法は簿記の種類や計上方法によって
色々ある


簿価はたとえば有価証券(株券など)は値段が変動しますよね。
売買目的有価証券をもっていたらとりあえず買った日の値段で記帳しておく。この買った日の値段を簿価という。それで、決算日に時価に評価替えします。このとき有価証券評価益が出たり評価損が出たりします。
とりあえず買ったときの値段が簿価です!

減価償却というのは、備品(パソコンなど)は買ったときの価値が100パーセントだとしたら、使うごとにだんだん古くなったりほかに新しい機種が出たりして価値がなくなってきますよね?
企業はそういった備品ひとつとっても資産としてちゃんと税務署に報告しないといけないのですが、買ったときの値段分の価値がその後何年も続くというわけではまいので、決算書にきちんと価値をお金で表し記入するために減価償却が必要なのです。
備品の価値を減らしていくことを減価償却というのですが、減らし方の計算にはいろいろ種類があります。
あと、どんなに長く使用しても最低この値段でなら売れる、という値段を残存価額といいます。
それと、だいたい価値がなくなる年数を数字で表したのが償却年数です。
たとえば買ったときの値段から残存価額をひいて、償却年数で割ったものを一年あたりの減価償却費というんですね。
減価償却費は毎年、減価償却累計額というものに変えられて増えていきます。