セオリー(theory)の履歴
セオリー 【theory】
(1)理論。学説。仮説。
(2)持論。私見。
セオリー(theory)とは、「理論、学説、定石」という意味。
物事が理論で言われているとおりになることを「セオリー通り」などということがある。また、ビジネスなどを過去の経験則から導き出された定石通りに進めて行くことを「セオリーに従って・・・」などともいう。実際はセオリーが通用しないことも多く、セオリーを参考にそれを組み合わせるなどして、正しい問題解決を心がけなくてはならない。
アメリカに「セオリー」というファッションブランドがある。
じょうせき
定石は囲碁の言葉で、ある局面で最善とされる一定の打ち方をいい、現代ではオセロでも同様の意味で用いられる。
定跡は将棋で、最善とされる一定の指し方をいう。
これら囲碁や将棋で用いられていた意味から、物事を行う際に最も良いとされる決まったやり方をいうようになった。
また、将棋の「定跡」は囲碁の「定石」から出た言葉で、将棋は石ではなく駒を用いるため「定跡」と表記するようになったと考えられ、室町時代の辞書『運歩色葉集』には「定石 碁」の例が見られる。