教育の履歴
自分のよく知らない分野を勉強しようとしている学生を教えることも、実はそれほど難しくない。
最近気がついた。
理由は、
1、その分野の知識自体は、あまり教える必要がないから(知識それ自体は、もし必要であっても、学生自身がネットで拾ってくる。)
2、学生に教えなくてはならないことの半分以上は、専門分野によらず普遍的な知恵であるから。教えなくてはいけないことの大部分は、知識それ自体ではなく、知識に対する態度であったり、実社会に出たときに知識をどのように使うかというレベルの話なのだ。
3、専門分野で受けるべきアドバイスであっても、話しを聞くことさえきちんと出来れば、専門外の教師にとっても、それほど難しくないから。受けるべきアドバイスの内容については、しばしば、学生自身が既に薄々気づいていることが多い。その場合、教師としては、学生との対話の中でそれに気づかせてあげることが出来れば良い。