マイクロプラクティスの履歴
医師の開業のスタイルのひとつ。
診療所や病院での診療を行わないで、要望のあった患者の元へ出向く「往診」のみを行う。診療所を開かないので、開業に係る資金が低く抑えられることが多い。
アメリカでは、会員制のビジネスとして行っている人が多いように見える。
つまり、患者側から見ると、このスタイルの開業医は、月極の会費を支払って「会員」になれば、必要なときに何時でも、医師を自分の家に呼びつけて、様々な生活アドバイスを受けたり、必要なケアを受けたりできる、というサービスを提供していることになる。
日本の保健医療の枠組みの中では、サービスを成り立たせるために若干の工夫が必要のようである。
ITとの関連
PCの発達で、近年、全ての患者の情報を一台のポータブルなPCで管理できるようになったことで可能になった。
マイクロプラクティスをやる医者が自分の患者のSNSを運営するっていう話を時々聞くことがある。
そういうSNSって、実際に見たことはないんだけれど、たぶん、医師と患者の両方が読み書きできる医療情報日記とか、医師への要望や質問を簡単に送れる機能とか、そういうのが付いてるんだと思う。