印刷現場と胆管がんの履歴
最近のトピック。
大阪の印刷現場で働く従業員に、胆管がん患者が多数出た問題。
http://www.asahi.com/national/update/0702/OSK201207020080.ht...
報道でしか知らないけれど、これだけの患者が出たということは、統計的には、ほぼ有意だと思う。
おそらく現場で使われているなんらかの化学物質に発ガン性があったのだと推測できるが、いまのところ、原因物質は不明。
全国調査中なので、おそらく類似の疾患の多い現場の共通点の調査から、原因物質が特定できると思われる。
原因物質が特定できれば、
その有害物質を他のものに変更できるのか、変更できないのであれば、どのような安全処置をすればいいのか、同じ有害物質を使用している他業種はないのか、などが問題になると思われる。
また、類似の有害性が疑われる、別の発がん物質が発見されるかもしれない。
この種の問題は、しばしば、「責任追及」といった話になりがちだけれど、そういう問題に矮小化してはいけない。