高田のあたりまえノート単語集
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漢方医学の履歴

しばしば、科学的じゃないといわれてもいるんだけれど、じっさいよく効くことも多い。
実は、非常に科学になじみにくい部分が多いんだよね。

以下、かんたんな覚え書き。
暇があるときにまとめる。

1,香りや味が強すぎるためにいわゆる二重盲検が困難。
2,そもそも、香りや味が効果に関係しているケースがある。

  • アロマテラピーって知ってる?

たとえば、「ユーカリの香りが咳止めに効く」というのは、比較的よく知られていて、これを利用した薬(「ベポラップ」とか)もいくつかある。で、この真偽を調べたい時、「ユーカリの香りを嗅がせた場合」と、「なにの匂いも嗅がせなかった場合」でアウトカムに有意差が出たとして、それが、香りが咳止めになっている証明になるか?
反対に、「ユーカリの香りを嗅がせた場合」と「被験者が区別できないくらいユーカリに近い香りを嗅がせた場合」で有意差が出なかった場合で、有意差が出なかった場合に、香りには咳止めの効果が無いことの証明になるか?
人が「感じること」が、体に影響していることは確かなんだけれど、こういう、「感覚器が感じたことが健康状態にあたえる影響」は、本質的に二重盲検ができないのだ。
3,そもそも、調剤の根拠になっている理論が現在の生理学と大きく異なる。陰陽五行説とか、生理学と結びつけて議論するのは、あまり意味が無いと思う。また、この解釈も人によって微妙に異なる。