領石型動物群
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東北地方大船渡層群・気仙沼層群、
房総半島に分布する銚子層群(一部を除く)、
西南日本外帯に分布する物部川層群に共通する動物群。
時間的・緯度的違いによる構成種の違いを除けば、九州から東北まで、
同一時間面で動物構成はほとんど同じである。
このことは、白亜紀前期に大規模な堆積盆(巨大デルタ?)が存在していたと考えられる。
田代(1986)では「本邦下部白亜系は、黒瀬川構造線・中央構造線の横ずれ断層運動で複雑に解体された巨大デルタ堆積物である」という考えを示している。
田代 正行(1994) 「日本の白亜紀二枚貝層 Part2: 四万十帯、飛騨帯・三郡帯、東北・北海道の白亜系」
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