哲学
2pt
哲学には、
大別すると、
「見る」「わける」「つなげる」の3つの行為があると思います。
「見る」は、どのように対象に迫り、知るのかについての方法についての議論です。
「わける」は、対象の特徴や違いから分類し、固定化させる作用をもつ議論です。
「つなげる」は、従来異なると思われていた対象同士に整合性を見いだし、
可能性を提示する議論です。
また、
発散する記述と収束させる記述
つまり、創作行為としての著述と、記録行為としての著述がある、と思います。
意外とこの2軸で哲学をわけると「私の好きな哲学」のマッチングができるのではないか、
と考えています。つまり、個人には得意な思考の行為と態度が存在していて、
また、その順序関係も人それぞれだということです。
「見る」を説明した後に「わけ」て、そのあと「つなげる」を説明するのがスジだと思っているひともいますし、「つなげ」たものを「見る」ことで「わける」ことを可能にするひともいるでしょう。
大量の哲学者の存在が示しているのは、どのような思考もまた、存在しうるし共感すべき対象だ、ということなのではないでしょうか。
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