個人向けカーリースプラン、比較のすすめ
近年、個人の自動車利用者が減少傾向にあるようです。その背景には、公共交通機関が便利になったために、車がなくても生活できるようになったことや、若者のライフスタイルの変化と言った様々な要素もありますが、一番の理由は、初期費用や維持費が高くて気軽に車を利用できないということがあります。
例えば、新車を購入する場合には、まず新車購入のための資金が必要ですが、ローンを組むことが一般的です。さらに、自賠責保険・自動車保険に加入し、自動車取得税を払い、駐車場を確保して車庫証明を取得し、さらに年に1回は、車検を受けて自動車税を払うことが必要です。最近は、世帯所得は減少傾向にあり、非正規社員の若者も増えていますから、これらの初期費用や経常的な費用を負担してまで車を買う人は少ないのもうなずけます。
このような状況下で、最近個人向けのカーリースが人気です。気軽に乗れて気軽に維持できることをPRしているCMを見る機会も増えています。カーリースは、個人が乗りたい新車をリース会社が購入し、個人に貸し出す仕組みです。この場合、クルマの所有者はリース会社になり個人のものにはならないのですが、その代わり、所有者の義務となる税金の納付はリース会社が行ってくれます。月々のリース料を支払うことで、自分のクルマのように乗ることができるので、まとまった固定費がかからず、初期費用の工面が難しい若者には利用しやすいと言えます。
リースのプランは、契約期間終了後、自分の所有権にするか、リース会社に返却するかでタイプが分かれます。詳細は各社で異なりますので、もし関心のある方は、各社のプランを比較するといいかもしれません。
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