社会的な問題の履歴
どこからが「社会」の問題で、どこまでは「個人」の問題なのかという線引きはどうやってすればいいのだろうか。そもそも線引きする必要があるのか。
女性が「働きたい」と思っているのに、どこの会社も雇ってくれないのは、社会的な問題なのか、その女性の問題なのだろうか。
突き詰めていくと、実際に困っている人、問題意識がある人が声を挙げないと問題は変わらないし、実際に困っていない人は問題が解決しても利害がない。むしろ女性雇用の問題でいえば、総数が変わらないとすれば男性は困るわけなので、女性が声をあげて自分で雇用機会を増やしていかないと雇用は増えないだろう。
男性である自分には、女性の雇用問題を考えるのは難しい。というと勉強不足を性差に還元しているみたいで変だ。
この違和感を説明していきたい。