顔の話3(いい笑顔は、いい呼吸から)
今回のテーマは、呼吸です。
笑顔づくりの最大の技術は呼吸を整えることだと思います。
情報の洪水の中、イライラすることが多い時代です。
意識をポジティブに変える技術が大切です。その為には、呼吸を見方にしなくてはいけません。僕は人間の本質はネガティブだと思います。理由は不快神経の方が早く伝わるからです。
健康な人でも、小さなトゲが刺されば気になります。どんなに美味いものを食べても、一粒の不味いもの方が影響力が強いです。だから、呼吸で意識をポジテブにする習慣が大切なんです。
吸う息を強調するとイライラしてきます。自律神経系の交感神経の作用です。アドレナリンが活発になり、自然と心拍数も上がってきます。パワーアップです。
反対に呼吸をゆっくり吐いてみてください。気持ちがリラックスします。副交感神経が優位に働きます。
両者のバランスが大切ですね。僕は講演会の時など、呼吸法でわざと緊張感を高めたり、リラックスさせたりしてから本番に入ります。ある程度、緊張しないと気持ちが伝わらないんです。でも緊張しすぎてもダメなんです。
タバコを吸う人は、吐きながら美味しいさを感じ、同様に美味しいものを食べると自然に声がでちゃったりしませんか。「ハ〜」 だから、忙しい時やイライラしそうになる前に、早めに意識してゆっくり吐く、深く・・・これヨガや健康法にも共通する点です。
長い息は長生きの秘訣とは、日本人の知恵は素晴らしいですね。
実習です。
意識的に笑ってみてください。呼吸はどちらの呼吸が優先しますか。吸う息ですか、吐く息ですか?。
吸いながら笑えないでしょう。自然と吐く息が強調されますよ。だから、演技で大声で笑ってもリラックスしてしまいます。
今回の課題です。
赤ちゃん誕生の瞬間は、呼吸は吸いながらですか、吐きながらですか。
生命の瞬間は、どちらの呼吸が先だと思いますか。
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