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見やすく!選びやすく!買いやすく!

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笑顔の楽校 23
ケース⑤ バラエティショップ

見やすく!選びやすく!買いやすく!

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商品がてんこ盛りのお店。スタッフは作業に追われ、入店客にも、蛍光灯がチカチカしていることにも気づいていません。

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 45坪ほどの店内を埋め尽くす、カジュアルなアクセサリーやバッグ、時計、ぬいぐるみ、傘、エプロンetc.…。お手頃感とボリューム感(商品アイテム数の多さ)ゆえか、お客様の入りはよいようです。
 でもそのわりには、スタッフのお声かけやあいさつがほとんど聞こえません。スタッフを捜してみると……3人とも黙々と品出しに熱中していました。

 そこへ宅配便業者が来て、スタッフの指示で荷物を通路へ。お客様がそのすぐそばで商品棚を見始めてから4〜5分後にスタッフが移しに来ましたが、「すみません」も「元失礼します」もありませんでした。
 ほかの通路にも段ボールが置かれ、車イスのお客様が店内に入ろうとしたものの、引き返してしまいました。車イスやベビーカーのためには、せめて1m20cmは確保したいですね。たくさんのお客様にお店の奥まで入っていただければ、坪効率はぐんと上がるはずです。 

 商品アイテム数の多さに比例して1人あたりの作業量は膨大になります。品出しは重要な作業ですが、それはお客様に喜んでいただくという的のための手段のはず。作業が的になり、お客様の気持ちが見えなくなってしまっては本末転倒です。せっかく頑張っているのにもったいないですね。 

 チカチカしている蛍光灯にも気づかないのか(気にしていない?)、替えようとする気配がありませんでした。
 こういうお店は万引きも多いのではありませんか? 一声かけるだけで撃退ですよ。
 
楽しさや購買意欲をかきたてる
サインやPOP、演出の工夫 

 ここはストックスペースがなく、什器の引出しで代替えしているようです。が、それだけではとうていりないうえに、1点でも多く陳列して売ろうという「高効率」「高回転」を指しているために、品出しに拍車がかかっています(そして、手が回らない段ボールが店内に放置される)。
  
 でも、ただ一杯陳列しているだけでは、お客様の気持ちはきません。その商品が、ほかとどう違うのか、あるいはコーディネートのヒント等、商品を選ぶ時の楽しさにつながるようなメッセージや説明がないと、購買意欲にはつながらないのです。

 また、こうしたセルフセレクションのお店で、かつ、スタッフが少ないケースでは「見やすく、選びやすく、買いやすく」が鉄則。たとえば、「什器ごとのコーナーサインやPOPをつける」、「演出と陳列のメリハリをつける=演出スペースをつくる」だけでもずいぶん違ってくるはずです。 

コミュニケーションUPのポイント】
1 作業しながらお客様に気づく
を揃えずに45度くらい開きながら作業すると、お客様に気づきやすくなります。さらに、ニコッと笑顔で「ごゆっくりどうぞ」も忘れずに。

2 レジではアイコンタクト笑顔
必ずお客様を見て笑顔で。商品も笑顔と一緒にお渡しします。

3 全身が映せるを設置
アクセサリーコーナー用の小さなだけでなく、バッグや時計等を選ぶ際に便利な全身用も。販売側にとってはお声かけのきっかけになります。

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