コード書きと診療
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診療のあとに、あいた時間でコードを書こうとすると、うまくコードを書けない。自分だけかと思っていたら、プログラムが書ける臨床医(あるいは、患者の診察もするプログラマ)は、ほとんどが同じ症状を持っているみたいだ。
どうも、診療するときの脳の使い方と、コードを書くときの脳の使い方が大きく違うからではないかと思っている。
コードを書くときには、意識を集中しなくてはいけないんだけれど、診療の時には、特定の事象に意識を集中してはいけない(「いつく」ような頭の使い方をしてはいけない)。コードを書く際には、アイデアを一つにまとめ上げる方向に頭を働かせるのに対して、診療の際は、一つの所見から様々な病態に広げるように考えなくてはいけない。
というわけで、結構、診療もプログラムもする人には深刻な問題。
診療後ってのは、大抵のことは普通にできるんだけれど、なんというかコード書きだけは旨くできなくなる。体感的にはビールを一杯だけ引っ掛けたあとに似ている。
最近行なっている対策は、診療後にいきなりコードを書かずに、他の作業、たとえば文章を書くなどの作業を挟むこと。文章を書くのは、極度の集中を必要とするわけではないのだけれど、書いているうちに、意識を集中させる効果がある。
というわけで、コード書きの前に、今、マインディア書いてるわけです。
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