チャンピックス

ここしばらく、ツイッターで話題になっている、タバコをやめる手助けをしてくれるクスリ。

効果

喫煙者が内服すると、タバコを吸わないでいるときに感じるイライラを感じにくくなると同時に、タバコを吸っても気持ちよく感じにくくなる、ようである。
非常に効果が高く、このクスリを処方すると多くの喫煙者がタバコをやめてしまう。

欠点

人によっては、副作用があることもある。
あと、若干高価であることが欠点。タバコをやめるには3ヶ月の内服が必要なのだが、その間の医療費が概ね６～７万円（保険が効く場場合、患者負担は18000～20000円程度）かかる。

もっと安くなるべき？

多くの人が、すごく良く効く薬なのだから、もっと安くなるべき、と言うのだけれど、これは、ちょっと悩ましいと思う。
というのは、ダイエットでも英会話でも、その他の習い事でも、ある程度身銭を切ったほうが元を取らないといけないと思って頑張ることがあるでしょう？
ああいう現象が、このクスリを飲む人の禁煙にプラスに働いているかもしれないから。
実際、このクスリを使っている患者と話してると、
「せっかく高いクスリ代払ったのだから、頑張って禁煙続けないと。」
みたいなことをいう患者が時々いるのだ。
2万円って、普通のサラリーマンスモーカーにとっては、ちょっと覚悟のいる値段なのだと思う。
というわけで、ひょっとしたら、安くなると効きにくくなるんじゃないかという気がしないでもない。