検診結果の見方について
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(この記事は、別所で過去に書いた記事の転載です)
そろそろ、皆さんの手元に今年の検診の結果が帰ってきた頃ではないかと思います。しかし、結果に異常があっても放置している人が多いのです。そこで、今日は、検診結果の利用の仕方について話そうと思います。
再検査(精密検査)が必要と言われた方
必ず、受診してください。
「何も自覚症状はないし、大丈夫だろう」とか「何を言われるか怖いので、つい受診を先延ばしにしてしまう」という方が非常に多いです。
気持ちは理解できますが、症状が無いときに受け、問題の有無を確認するのが健康診断です。
経過観察が必要と言われた方
異常はないわけではないが、ごく軽いものであるという場合に、こういう判定になります。
ただし、この判定は、今年の検査の結果だけを見て、機械的に出しているものです。
念のため、この数年の検査数値の推移を見てください。少しずつ上昇傾向にあるのであれば要注意です。喫煙、飲酒、過食など改善できる生活習慣があれば、積極的にチャレンジしてみましょう。
健診で多い異常
健診で異常を指摘される方の約60%が高脂血症、約40%が高血圧を指摘されています。
高脂血症や高血圧は、放置すると脳梗塞や心筋梗塞など、危険な病気の原因になります。
たいていは食事や運動などに気をつけることで改善しますが、時に、内服による治療が必要なケースもあります。必ず受診してください。
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