ニキビの改善のために摂りたい栄養素ビタミンB群

食生活が乱れている場合、食事を見直すことでニキビが改善するケースがあります。バランスよく食事をして栄養を摂ることが大切ですが、とくに意識して摂りたいのがビタミンB群です。

ビタミンB群とはビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6、B12、葉酸、ビオチンの8種類のこといいます。この中でもニキビと関係があるのが、ビタミンB2とB6です。

ビタミンB２には皮脂分泌をコントロールする働きがあります。過剰に皮脂が分泌されると、皮脂が毛穴につまってニキビを悪化させます。たまった皮脂をもとにアクネ菌が繁殖して、赤ニキビに進行することもあります。赤ニキビを放置しているとニキビ跡になる可能性があります。皮脂の分泌が整えられることで、ニキビの予防や改善が期待できます。

ビタミンB6には肌代謝を整える働きがあります。肌の代謝が整うことでニキビの治りが促されたり、ニキビ跡の色素沈着の改善が期待できます。

ビタミンB2が多い食品はレバー、乳製品、卵などで、ビタミンB6が多い食品はカツオやマグロです。肌細胞を作るためにはタンパク質が必要なので、タンパク質も一緒に摂るとよいでしょう。

精製された砂糖や白米など白い食品の食べ過ぎ、ストレス、アルコールの摂取などでビタミンB群が消費されます。また、過度に加工されたものばかりだと不足します。

ビタミンB群は水溶性なので、一度に大量に摂取しても尿と一緒に排泄されるので、過剰摂取の心配はほとんどありません。