電力自由化で電気料金が安くなるのはずっと？

電力自由化の最大のメリットは電気料金が安くなることと言われています。これは現実的に生じるメリットではあるものの、この先ずっと続くのでしょうか？これは続く可能性もありますけど、続かない可能性もあります。というのも、電力自由化になった今でも完全なる競争が起きているわけではなく、電気料金が適性と思われる範囲を超えないように、国が管理している部分も一応あるのです。しかし、その管理しているという部分はずっと続くわけではなく、２０２０年までには取り払われるとされています。

つまり、２０２０年までは電気料金は配慮のもと決まりますが、それ以降は本当に完全なる自由で決まるという状況が生まれるため、今のような料金が続くか？どうかは分からないのです。電気料金はいろいろな理由で値上がりすることがあります。例えば、電気を作るための燃料が高くついてしまうなどすると、それがそのまま電気料金の値上がりに反映されてしまうため、電力自由化をされる前よりも高くなるかもしれないのです。

国の規制が完全に及ばなくなるということは、そういった可能性をも秘めているということになりますが、電力自由化　比較というのはメリットのみではなく、そういったリスクも存在しているということになるのでしょう。実際に電気料金がどうなるか？安いままで維持される可能性もありますし、そうならない可能性もあるので、安いままずっと続くことが当然ではないことは知っておくと良いと思います。