DDT
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Dithiothreitol:ジチオスレイトール
低分子酸化還元剤のひとつ。分子式は C4H10O2S2 であり、還元型では直鎖状、酸化型ではジスルフィド結合によって6員環となる。この名称は四炭糖のトレオースに由来している。ジチオエリトリトール (DTE) とはエピマー(異性体)の関係にある。クリーランド試薬 (Cleland's reagent)・クレラン試薬とも呼ぶ。
DTTの利用法として良くあるのはチオール化したDNAを還元して「脱保護」するものである。チオール化DNAの末端の硫黄原子は(特に酸素存在下の)溶液中で二量体を作りやすい。例えばバイオセンサーとして金表面にDNAを固定化するような場合、二量体が形成されるとカップリング反応の効率が著しく低下する。そこでDNA溶液にDTTを加えて反応を助け、その後濾過やクロマトグラフィーによってDTTを除去(「脱塩」)する。
(wiki)
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