akkun_choi pediaの最新の日記
情報の具体性
情報の信用性は「信じるか信じないか」という2値論理ではないと思う。例えばマスコミが流すニュースは不正でもない限り真実であるはずだけど、それが世界の縮図というわけではない。
去年か一昨年ぐらいにある自殺予告を発端に自殺報道が一時期盛んになった。その時はまるで自殺者が増えたかのような印象を受けた。でも実際は年間自殺者数は3万人いて、交通事故死者数よりも多く、日常的に起きている(実際それで増えたのかもしんないけど)。ニュースは話題や希少性、新鮮であることが報道の指標になるから、現実の丸写しではない。
「チョコレートが好きです」っていう人がいるとする。その人に「ビターチョコレート」をあげたたら、「実はミルクチョコレートが好きで、ビターはあまり好きじゃない」って言われるかもしれない。「チョコレートが好きです」は確かに正しい。でも「ミルクチョコレートが好きです」の方がより正確だ。「チョコレートが好き」が真実に近いかどうかは、それよりも正確な情報があるかどうかによる。
でもいちいち「ミルクチョコレート」と詳細に言葉で伝えるのはめんどうで時間がかかる。テレビや新聞のニュースもいちいち詳細に伝えてたら時間も紙面も足りない。言葉は情報伝達を効率的に行うためにある程度抽象化されているので、厳密な情報ではない。
情報の信用性に影響を与えるもの
- 具体性
- 情報源の信用度
- 時間
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