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任天堂が一番悪いのか?

任天堂の殿様商売の悪夢再び
http://digimaga.net/game/20080229/nintendo_amateurish_busine...

株式会社である限り企業は利益を最大化するべきだし、この記事の追記にもあるように利益は株主に還元するべきものだと思う。

原価が安くなったのに値下げしないから批判されるというのは心情的にはわかるが、その一面だけをクローズアップしてもしょうがない。

思いついたいくつかのポイントを書いてみる。

★適正価格でなければ競合のPSPなどに負ける
→売れてるのは適正価格だから

★値下げは簡単だが値上げは難しいので安易に値下げできない
→消費者心理の問題と原料費の高騰に対するリスク

生活必需品やそれに関わる原材料ではない
→例えば原油価格が下がったのにガソリン価格が下がらないとか、そういう生活に直接関わるレベルの話ではないのでそこまで倫理を問われるものではない

★部品価格を3ヶ月ごとに更新するのはリスクもある
→何らかの原因(インジウム価格の高騰など)で液晶価格が跳ね上がったときに、例えば1年更新だと最大12ヶ月は安値で買えるが、3ヶ月更新だと少なくとも3ヵ月後にはその影響を受けることになる



もちろん利益のいくらかを消費者に還元するのは歓迎するが、企業側にとってはあくまでも更なる利益を生むための施策に過ぎないと思う。

任天堂は当然常に値下げを検討しているはずで、それが行われなかったのは恐らく値下げによる売上UPや企業イメージ向上によるさらに未来の売り上げ上昇が見込めないと判断したからであろう。



それにしてもこの記事、普通に流し読みしたら「液晶の価格カルテルの原因はDSの価格を下げなかったことにある」というように読めてしまう。僕の読解力が足りないだけかな?

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