マカオわくわく旅行 後編
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携帯電話の音が、けたたましくやかましいのだ。それも一回や二回ではなく、公共の乗り物でガンガン使用していました。話し声もでかすぎる。周りに気を使うという習慣はないのだろうか?
中国語の発声は上あごに共鳴して大きく響くことも知りました。
バスやフェリーの中のマナーは、最低でした。列は割り込んでも平気、右に列ぶか左に列ぶか、東京と大阪では多少の地域差はありますが、常識的に他人に配慮するという文化は日本にはあります。
今回の旅行で出会った中国人は、特に躾けられていないのだろうか?
今年、僕の著書「頭のいい人より感じの良い人」ダイヤモンド社が、中国語でも翻訳され発売されました。オリンピックの開催で笑顔研修を取り入れたり、マナー研修も多くの企業で取り入れはじめたと聞きます。
でも、実態はすべて自分が中心という感じで、ホスピタリティという精神やもてなし文化は、素晴らしい人もいましたが一部を除き感じられませんでした。順番を守るとか列を作るとか、日本では幼稚園で学ぶ基本さえできていない人が多いこと。格差社会の現実を見ました。
本、多くの人に読んでもらいたいと強く感じました。中国の学校や企業で笑顔の研修をやって欲しいという声は以前からありました。早く翻訳して欲しいという声が実現したのですが、経営者のニーズであっても現場は笑顔の大切さは感じていないようですね。
マクドナルドやスターバックスにも入りましたが、日本と同じシステム(ハードもソフトも)で動いているようですが、お客様は自分の食べた物を置きっぱなしで誰も片付けません。だから汚いし、スマイルゼロ円は存在しませんでした。外見は全く同じですが、人間力が違いすぎる。
スターバックスも成績が悪いのはうなずけますね。ソファーで寝てる人はかなり多く、効率が悪すぎるようです。セブンイレブンもたくさんありましたが、小さく汚いです。30坪の店舗基本スタイルもなく、標準化されていませんでした。世界一の店舗数になった背景を知り、がっかりしました。
日本では、携帯電話を注意して喧嘩になり、殺人まで犯してしまったニュースが後をたちません。そんな日本を中国人はどのように思っているんだろうか?
ホテルに戻りテレビを付けましたら、NHK国際放送が放映されていました。テーマは「やまとなでしこ」でした。外人には日本の「和の心」が、とても新鮮なようです。もっと大切に伝えて行かなければいけないと思いました。
海外から日本を見ると、日本の歴史や自然の素晴らしさが見えてきます。日本人に生まれて「よかった」といつも感じます。
でも、すぐ忘れますが・・・(笑)
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