マカオわくわく旅行 前編
昨日、マカオから戻りました。
香港から高速フェリーで1時間、中国の特別行政区です。
不景気風が吹いている時は、元気な街で過ごすのがとても心地いいです。
今回の目的は、06年度 ラスベガスの収入 66億ドルを抜き、70億ドルとなり世界一元気な観光の街 マカオの視察です。
日本では今年10月観光庁が発足し、観光大国を目指す政府方針です。2010年に外国人観光客数を1000万人にしたいそうですが、07年度830万人です。ちなみにマカオの外国人観光客数は、2500万人です。
日本の歴史と文化は、素晴らしいです。世界が求めているのに伝え方が下手クソ。マカオの観光ビジネスから学ぶ点は大きいです。
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その昔は、マカオのカジノはマフィアのボス、スタンレー・ホー氏に独占されていたそうです。 ところが、2001年マカオ政府が、アメリカのラスベガス・サンズ社とウィン・リゾート社に対し、カジノ経営権を付与したことから発展がはじまります。
04年にラスベガス・サンズ社が、マカオ初の本格的ラスベガス式カジノ「サンズ(金沙)・マカオ」をフェリーターミナルのそばにオープンさせました。金沙と大きな字のあるド派手な金色の館です。
その後、ラスベガスでおなじみの巨大ホテルが次々オープンし続けています。MGM、ウイン、そして今回宿泊した巨大なカジノを核とするベネチアンホテルです。ベネチアンホテルはサンズ社系のホテルです。
僕が何回も迷子になってしまった巨大カジノ ベネチアンは、43万平米の大きさです。現在でもスロット3000台、テーブル1000台以上だそうです。土曜日の夜はもちろん日曜日の夜だというのにギャンブラーでいっぱいでした。ちなみに他のホテルも覗いてみましたが、そんなに入っていないようです。ベネチアンの一人勝ちのようです。
ベネチアンホテルは、第6期工事の一期を終え、昨年オープンしたばかりです。それでも3000室、700店以上のテナントが入っています。どこまで大きくなるんでしょうか、創造をはるかに超える世界です。
2年前ラスベガスでシルクドソレイユの水をテーマにした「0 オー」を観劇したように、今回は宇宙をテーマにした「ZAIA ザイア」をVIP席をゲット。シャンパンをプレゼントされ、前から2列目で見る事ができました。
内容を説明するのは難しいですが、人種や宗教を超え世界中の人を引きつける素晴らしいエンターテイメントです。感動しました。
開演途中で右側上空で演技中のロープにトラブルがあったようで女性が動けなくなっているようです。
日本でしたら幕を閉じてしまうと思いますが、救出もショーそのものでした。真下で見ている僕は、ハラハラドキドキさせられました。演技したいた女性は、ロープが絡まったのか動けません。それでも、時々動けるところだけ身体を動かし、表情は笑顔だったのが印象的でした。無事に救出された時は、会場われんばかりの温かい拍手が響きました。
シルクドらしいというか、ストーリーは説明しにくく幻想的でわかりにくいです。言葉なんかいりません。サーカスの迫力とエンターテイメントの美しさが調和して引き込まれて行きます。
スタッフの顔からあふれている汗や鍛えられた筋肉の動き、表情がとても印象的でした。いつも思うんですが、会場の雰囲気を笑いで徐々に引き込み、ショーと一体化させるピエロの役割は素晴らしいです。
ホテル周辺は、新しいホテルの建設がたくさん進んでいました。数年後には、掛け金だけでなくエンターテイメント性もラスベガスを超える事ができるのだろうか?
僕は、否定的です。
それにしても中国人はギャンブルがお好きですね。掛け金もかなり大きい。僕は、スロットしかやりませんが、トランプの数字の大小を競う「大小」というテーブルゲームが人気で一杯ありました。
ラスベガスが人工的に作られた巨大エンターテイメントの街だとすると、マカオはカジノとポルトガルの植民地時代の教会や古き町並みが融合しないで、ばらばらに混在としている世界です。世界遺産の街に金色のビルがそびえ立っているんです。
その町中を走るカーレース、マカオグランプリ・・・何でのありの不思議な街でした。
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