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喫茶室滝沢が閉店!

◆閉店という貼り紙を見て、残念でたまりません。

好きな店がまた一店消えていきます。
コーヒー一杯で何時間でも気兼ねなくいれるお店、
一杯1000円という事もあり、
あまり若い子や騒がしい人もいないので打ち合わせによく利用していました。

なんといっても滝沢の特徴は、
の厳しさです。
店は古いけどきれいです。
昔ながらの膝をついて雑巾がけや礼儀正しさを
今でも実行しているのですごいな〜と感心していました。
むかし鈴屋に勤務していたころ会議室として使ったり、
(その頃はコーヒー800円)
接客のいいお店として従業員研修のモデルにもさせてもらいました。

独立してからは、
落ち着いて話せる打ち合わせの場所でした。

先日もダウンタウンの松ちゃんや浜ちゃんココリコが
真剣に打ち合わせをしていました。

芸能人もよく利用していたようです。
いつ行ってもお客様の迎え入れからお見送りを
一流料亭のような品のあるおもてなしをしてくれました。

まず外れる事がない。

ただし、僕の知っているのは新宿の東にある談話室滝沢ですが・・・

◆先日の朝日新聞に滝沢閉店の紹介が掲載されていました。・・・・

東京にまだこんな経営者がいる。
コーヒー一杯千円で有名な
「談話室滝沢」社長 滝沢次郎さん(78)だ。

都内にある全店を31日に閉める。
その理由がふるっている。

「39年前にはじめたとき、ウエートレスは全員が社員で全寮制。
接客礼儀作法をたたき込めた。
いまは寮住まいを敬遠する女性が多く、大半がアルバイト
接客教育が満にできないようじゃ、高いコーヒー代はとれない」

39年の間に全寮制で育ったウエートレス社員は2千人。
当初午後9時が門限は、寮生の要求で10年後には10時になった。
7、8年前から寮住まいを嫌う女性が増え、
年々社員よりアルバイトが多くを占めるようになっていく。

「いまは100名いるウエートレスのうち社員はわずか2割。
コーヒーはべても、心からの親切な接客を徹底させることは無理でしょう。」

◆滝沢社長には、笑顔で救われた体験がある。
学生のとき、肺結核になり3年間療養生活を送った。
当時は不時の病といわれ、
同室の患者が次々と亡くなっていく。
絶望の日々、生きる支えになったのが、
若い女性看護婦さんだったそうです。

39年間 お疲れさまでした。

閉まる前にもう一度

滝沢の笑顔に会いに行こうと思います。

コメント

滝沢ファン 2009-06-12 12:02:21

滝沢のおもてなしは一級品でした。気分よかった。コーヒーがより旨く感じたのは自分だけではないのでは?1000円は決して高いとは思えない。また、行きたい。復活してほしいと願っております。

門川義彦 2009-07-01 11:27:25

いい物が安く・・・だけでは、売れない時代です。
1000円でも安く感じさせる雰囲気や笑顔がもう一度見直される時代が、すぐやってくると感じています。

それにしても、みんな同じような店ばかりになりましたね。寂しいのだ。

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