感動/感激/感謝
◆感動とは、感じて動くと書くんだよ!
相田みつをさんの言葉が携帯でもすごい人気だそうです。
でも、感じる心は年々弱くなっているようです。
先日、朝日新聞 コラム「声」にこんなエッセイが載っていました。
◆小学校の登校時間のことです。
通学路に白い布袋が落ちていました。
拾って袋を見ると○○小学校と書いてありました。
そこで通りがかりの小学生のグループに「これ落ちてたよ」
と言おうとしたら逃げられてしまったそうです。
しかたなく木にぶら下げたそうです。
佐賀県の男性からの声でした。
小学生が通り魔から狙われる時代
親や先生から「見知らぬ人には口聞いていけない」
と教わっているのかも知れませんね。
何とも読んで後味が悪かったです。
◆でも元気な出会いもありました。
昨日まで新人研修で代々木青少年センターで合宿をしてました。
そこでの出来事です。
僕がエレベーターに乗ろうとするとすでに
小学4年生ぐらいの男の子が乗っていました。
「何階 ご利用ですか?」と聞き、
エレベーターのボタンをさらっと押してくれました。
応対が自然で素晴らしい・・・感動しました。
いるんですね。
◆毎年 3月4月は、新人研修のシーズンです。
新入社員を通しながら時代の流れを学んでいます。
人間関係の中で生きていくのが人間の原点ですが、
こんな当たり前のことが理解できないようです。
中には親や先生から叱られたことがない人もいます。
何が悪いのかその場で事実を注意します。
でもキョトンとして固まってしまいます。
ですから、そのあとのフォローが100倍重要になります。
どうも情報の洪水の中で自分の興味のあるもの以外
不感症になってしまったのかもしれません。
感じないのです。動かないのです。
◆でも企業では、出来ないのなら躾けなくてはいけません。
わかったことは出来ること!
最近の新人は、とても素直なメンバーですから
トレーニングでの型決めの方が楽かもしれません。
マニュアルを知らず知らずに求めているようです。
その方が親や先生が好むいい子なのかもそれませんが、
マニュアルの中に感情を押し込めるクセがついてしまっています。
感情を出すことを恐れてはいけない。
失敗を恐れてはいけない。
誰を見て発言し、わかったのかわからないのか、
喜怒哀楽がとてもわかりにくい。
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