ダイエーとブックオフ
◆スーパー大手のダイエーは、22日の取締役会で樋口泰行社長の退任を正式に決めるそうです。樋口さんは、日本ヒューレット・パッカード社長から昨年5月に転身。樋口社長とペアーで経営を担当していた林文子会長(BMW東京から転身した)は、留任の見通しです。・・・当然、この発表は大株主 丸紅のシナリオでしょうが、その通りになるか見守りたいです。「理念なき企業は亡びる」ということをしみじみ考えさせられた。CS担当の林さん どうでますか。僕は応援したいですが・・・。大企業は残酷ですね。
◆最近、ブックオフの社長 橋本真由美さんが注目を集めています。41歳まで子育てにいそしむ専業主婦。「子供が高校生になり教育費でも稼ごうか」と求人チラシに目が止まった。「誰でもできます。お好きな時間で 時給 600円」それから16年で東証一部上場会社の社長になりました。
彼女は古本屋のイメージを大きく変えた。有名な言葉になりましたが「古本買います」から「読み終わった本をお売りください」へ、この発想と覚悟こそ橋本社長の象徴ではないでしょうか。
◆CS(顧客満足)、オールポジティブ、現場主義・・・笑顔を唱える企業はどんどん増えています。でも、その場でしかったりほめたりできる経営者は少ないです。橋本社長の素晴らしさは、「母の愛」経営だと思います。マニュアルで人は動かない、感じ方で動くということを実践されている方です。
◆そして、彼女を育てた坂本孝会長が素晴らしいです。橋本社長を選んだ3条件は「現場で一心不乱に稼ぎ、人を育て、社員を魅了できる」彼女以外にいなかったそうです。中々言い切れませんね。
丸紅さんも林さんの素晴らしさを生かす環境を整えなくてはいけませんね。会社が大きいから、あまり感じないかな。
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