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神々の島 バリ

はじめに
今回の的は、前回の日記に書きましたが、体験談を中心に話を進めていきます。

何故、高級リゾートホテルはバリを好んで開業するのか。
カシータの高橋社長が人生えるほどの出会いをしたアマンリゾートは3カ所ありますし、リッツカールトンのリゾートホテルの一号店 は理念(クレド)の原点です。さらにブルガリ直営ホテルのイタリアに続く2号店。有名ブランドホテルは何故、バリ指すのか。

効率面で言える事は、人件費がパリやニューヨークと比較し、とびきり安い。日本や欧米の同じグレードのホテルでも半額くらいです。
僕は友人のお宅に招待されましたが、部屋がきれいなんですね。お手伝いさんを雇っている。2カ所の子供部屋にもお風呂とトイレがついていて、しかもプール付きの新築で、家賃が月10万円だそうです。お手伝いさんの月給が月1万円だそうです。ガイドさんから聞いたのですが、サラリーマンの平均月収は130ドルくらいだそうです。
だから、安い値段でおもてなしが出来る環境があるんです。召使い、給仕さんと言った文化が今なおお金持ちの世界では残っています。ホテルでもコテージやビラタイプの一軒家が基本で召使いのいるところも多いです。僕はいつも監視されているようで疲れるので嫌いですが・・・・。

カースト制の階級社会が今でも残っているようです。まだまだ貧富の差が大きいですね。「もっともっと・・」という向上心の人もいますが、多くは自分のペースで幸せを味わっているようです。縁側でひなたぼっこという風景が多く見られました。

貧富の差の象徴はトイレです。ホテルやレストランのトイレは、きれいであたり前。ブルガリホテルは、トイレというより格好のいい館です。トイレとわからないくらいのグレードが高いです。
でも、一歩ホテルを離れお寺を巡礼するとトイレの利用料が1000ルピア(13円くらい)。しかも、タイカンボジアと同じような左にある水桶から手桶で汲み、自分で流す。使用した紙は持ち帰る、または、ゴミ箱に捨てる。ウォッシュレットに慣れた日本人には、抵抗があると思います。ブルガリのような高級ホテルでもウォッシュレットがなかったですね。

それと驚いたのは、空港につくと銀行窓がずらっと並び、スタッフの客引きをしている風景。僕は入国審査官からチップ1000円を要求されました。当然 NOですが・・・
バリの街はヒンズー教が多いのです。特に田舎は多い。光と陰の神様が共存しているんですね。イスラムキリスト教に代表される一教とは違い、多教の国なんです。悪い神様も大切にしてるんですよ。ですから感謝自然とともに共存すると言う事が、生活の中であたり前の習慣になっていました。日本の場合は、多教というより貧乏神までいる国。世界に類を見ないですが自然と共存する点では、日本原風景や宗教の原点近いものを感じました。
そういう文化を背景に観光の街 リゾートのバリが成り立っているのです。心とお金に余裕のある日本人欧米人には、ヨガがはやっているようですが、現地の人は今イチ。

次回はザ・リッツカールトン リゾート&スパです。すべてここに宿泊しました。僕の体験したパリ、ニューヨーク、大阪の中で一番好きになりました。来年度 笑顔大賞の有力候補です。

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