経営者のお経?
問目推現対対結残「もんもくすいげんたいたいけつざん」と読みます。はじめて聞いた時、お経だと思いました。お経ではないのですが、お経と間違えるくらい暗唱し心地よいリズムで発声しています。彼らにとっては、お経なのかもしれません。
今日は、お仕事のお話です。僕の仕事は、企業を笑顔に元気にする仕事なんですが
企業を笑顔化するステップは、環境ベーシックから教えていきます。わかりやすく言えば、5S(整理整頓清潔清掃)と躾です。日々の無駄を省くことのくり返しを通し、チームづくりと生産性を上げていきます。その企業の理念を具現化する作業です。現場での地道な愛と汗の作業です。(詳しくは、僕の著書「売上げがぐんぐん伸びる笑顔の法則」をお読みください。)
今週は、トヨタのお仕事で岐阜に行っていました。販売をする子会社ですが、世界中から見学にくる素晴らしい物流倉庫もあります。さすが郵便局の民営化までコンサルしている企業、僕が勉強になります。でも、トヨタでさえ商品中心でお客様を笑顔にする技術が弱い、だから僕の出番です。笑顔化が強力に進んでいます。
普通は、笑顔化を現場で進める時、「笑顔と整理整頓が関係あるの?」と導入に苦労します。顔にご飯粒がついていても気付いていない企業が多い。顔を洗わせます。その時は、真顔で現場に踏み込みますから、現場の状況もわからないのにひどい男だと思われるのは、よくある事です。わからなければわかるまで話して話して・・・わかるまで一緒にやります。
笑顔化が成功している企業は、理念がより浸透し意識が集まり、行動が変わってきます。その導入の禊作業が早くて半年かかりますが、トヨタでは即 浸透しました。すごいのです。理念が現場の指揮官に浸透しているんです。浸透しているというより、理念のわかる人材しかいないんです。どんなに優秀な人材でもトップにはなれません。
さて問題です。トヨタの役員が唱える経営のお経「もんもくすいげんたいたいけつざん」とは、何でしょう?従業員が全員知っているのではないです。
選ばれた経営者だけが唱える、トヨタのお経です。
僕は、感動しました。
<解答>
問題点の発見/目標の設定/推進計画/現状調査・分析/対策の立案/対策の実施/結果の把握/残された問題点と今後の進め方・・・・QC活動の流れでした。始めの単語をつなげた言葉。お経ではありません。
暗記しているうちに、心がこもり、体質化され、トヨタウエイを解釈する指南書だと思います。
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