あいさつ王になる
先日、NHKの番組「めざせ!会社の星」取材がありました。改めて挨拶の大切さを考えてみました。(8月30日教育テレビで放映される予定です。)
挨拶の定義は、挨=推す、拶=迫る、心の扉を開くことらしい。
中世に日本に輸入された漢語。禅宗の僧が問答を繰り返し合う意味として使われ、現在では他人に対して尊敬や親愛の気持ちを表す動作、言葉、文面を意味するようになっている。(ブリタニカ国際大百科事典より)
あいさつは、新人が最も苦手としている分野です。
(日本経済新聞 新人行状ワースト10)
1、 あいさつがきちんとできない
2、 メモを取らず同じ事を何回も聞く
3、 敬語が使えない
4、 雑用を優先しない
5、 報告、連絡、相談ができない
6、 同じ間違いを繰り返す
7、 返事ができない
8、 ミスを謝らない
9、 指示待ちが多い
10、 プライドが高く知ったかぶり
いま世界が注目している洞爺湖サミットを見ていても、福田総理のあいさつは、何ともぎこちなく感じられる。福田さんがいい悪いというより、あいさつの苦手な日本人の象徴のようなイメージを描きました。
挨拶をマニュアルで指導する時、3原則は、
1.職場の潤滑油
2.自分の居場所を伝える
3.やる気のバロメータ
です。でも、わかっているけど、できないんですね。
今までの日本の挨拶の指導の仕方は、どこも大きな違いがありません。
最近は笑顔を取り入れている会社も多くなりましたが、挨拶訓練と同じやり方で笑顔を教える、大きな間違いです。口元を何度上げて・・・手を前に組んで、お辞儀の角度は何度・・・接客7代用語の復唱・・・等々
どうも日本人の挨拶は、形から!。世界の挨拶は笑顔から教えます。指導方法が大きく異なるようです。
笑顔がすべてのはじまり。自分らしい笑顔があっての挨拶です。
どうも価値観の置き方が大きく違うようです。
日本では、挨拶を社交辞令と社交と辞令を一緒に言いますが、社交的と辞令的とは大違いです。両方とも大切ですから、分けて指導した方がいいと思います。バランス感覚が悪いんです。
どうしても辞令的なお作法を優先にマニュアルとして教えます。笑顔はおまけ。
歯をだして感情を出す事を良しとしなかったお作法は、社交的な笑顔作りには向いていません。一緒に指導しようとすり事に無理があります。
日本人は辞令的な挨拶=お作法を中心にマニュアルとして教え、おもてなしとお見送りが得意です。
欧米は社交的な挨拶=笑顔を中心に自分らしい表現を教える。自然なウエルカムで笑顔の迎え入れが得意です。
今の世の中、いろんな国や人々が集まって交際する社交的な要素が求められています。だからこそ、ビジネスの世界では挨拶が最大の差別化戦略になるんです。
先日もあるIT会社の社長から頼まれ、汐留の立派なビルの中にある会社の笑顔研修を行いました。
社長が率先して挨拶をしていても反応が弱いそうです。危機感を感じています。
何を考えているのか見えない。心が響かない。隣で座っているのに挨拶一つないスタッフ。みんなメールでのやり取り・・・コンピュータや携帯という心を豊かにする道具に使われてしまっているようです。
あなたは、「あいさつ王」になれますか?
追伸
これから立教大学の大学院でホスピタリティの授業があります。
「時を守り、礼を正し、場を清める」が、僕の授業の行動指針です。
きちんと立って、始めと終わりに挨拶をする・・・
院生曰く、こんな授業は、はじめてだそうです。
礼に始まり、礼に終わる・・・
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