無差別殺人事件
残念な事件が起きてしまった。
笑顔アメニティ研究所は、東海道新幹線のブランドクオリティ運動を推進し、長年にわたり影で笑顔を通しサービスレベルの向上を支援してきた。一言 意見を述べます。
笑顔研修の詳細は、著書 「笑顔のしくみ」ダイヤモンド社 を読んで欲しい。
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新幹線の生命線は、安全にあり。
安全を支える柱の一つが、アイコンタクトと笑顔運動だった。象徴的な活動が、1323名の乗客 一人ひとりのチケットをアイコンタクト笑顔で確認、車内巡回を行なっていた。自由席は除く。
犯罪を起こす悪人が一番嫌がる行為は、アイコンタクトでニコッとされること。笑顔は安心安全につながる攻めのサービスであると、強く笑顔化を推進した。最近は、どこの会社も笑顔でアイコンタクトと言うようになったが、あえてアイコンタクトで笑顔にこだわった。今だから明かす、この違いこそ重要である。
当初から、車内改札の賛否はいろいろあったが、やり方を工夫すべし。笑顔がもつ安心安全のチカラは絶大。手間暇かけるだけの価値ありとして継続していた。
東北新幹線は導入していなかった。車内巡回が東海道新幹線のスタイルとして定着していた。
いま、会社とのつながりもなく、数年前の焼身自殺事件以来、車内改札もなくなった。今も何らかの研修はされていると思うが、今回のような事件は、まだまだ続くだろう。
高速で大量のお客様を運ぶ新幹線。この国の要である。狂った人間に対応する方法は、ないのだろうか?
空港のセキュリティ、荷物チェックの導入
車内改札の復活
アイコンタクトと笑顔の数を増やす
防犯カメラに顔認証システムの導入など
どれも一長一短あるが、すぐ出来ることから行動すべし。
上記の項目は、数年前の事件の時に提案したが、すでに顧問でもない私の意見などスルーされ、残念ながら車内改札さえ廃止されてしまった。
どんなにIT化が進みシステムが進化しても、最後は人間力で決まる。決して効率を優先してはいけない。
リニアという夢の実現も大事であるが、安心安全、お客様から愛されて親しまれる企業理念の具現化を最優先にすべきである。
笑顔のチカラを発揮して欲しい。
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10年以上にわたり、指導した教え子たちは数千人に及ぶ。JR東海の皆様、東海道新幹線、在来線、駅長、助役、新入社員、頑張れ。
理念の具現化を最優先にすべきである。
今回の事件は、決してマニュアルだけでは解決できないだろう。
次の一手に注目したい。
この問題は、東海道新幹線だけの問題ではなく、日本国の病である。対応策はあるのか。責任の所在はどこにあるのか。このままだと命を落とした乗客が報われない。
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