教育IT
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社会人向けや学生向けのIT学習教材には、頻繁にお世話になるんだけれど、学校教育(特に初等教育)の分野のIT利用の話は、遅々として進まない印象。
この分野には素人なので、以下は、素人の印象でしかないのだけれど。
教育のIT化では、どうも、「学校で行われる学習」以外の学習用の教材は非常に進んでいるのに、「学校で行われる学習」のみ、突出して遅れている印象がある。
「公的な責任が大きい部分のIT化だけが全体に遅れる」という現象は、医療分野でも同じ。
たぶん、原因にも、似たようなところがあるんじゃないかと思う。要するに、マスメディアの提示する「医療や教育はこうあるべき」というアイデアや、国の提示するIT推進のための政策が、本来あるべき医療ITや教育ITを妨害しているのではないかと思う。
医療分野での、「公的な責任が大きい部分がIT化が遅れる」現象の背景
- 昨今、公共事業などへの税金の投入に対しては、マスコミも国民も厳しく批判される
- しかし、学校教育や難病の治療など「公的な責任が大きい分野のIT化」などの計画は、無駄使いだという批判をうけることは少ない。
- そこで、多額の予算がつくことになるんだけれど、その結果、昔ながらの無駄遣いを好む(ということは、しばしばIT化を好まない)企業が、多額の予算を受け取りたいと願って、群がってくる。
- 結果として、そういう連中が、現場の通常の業務を妨害する(あの妨害が故意かどうかは知らない)。
- もちろん、彼らは、マトモなモノは設計せず、現場にも使える製品は納品しない。結局、物置のコヤシが増えるだけだ。ぼくは、キーボードもマウスもついていない「電子カルテ」を設計した某社のエンジニアのことは、たぶん、一生忘れない。もちろん、彼は、特別なUIのアイデアがあったわけではない、ただ、彼は、PCにキーボードやマウスなどをつなぐ必要があることについて、最後まで失念していたのだ。
- そうして、IT化プロジェクトが立ち上がるたびに、本当のIT化は遠のくことになる。
- だから、医療や教育にIT化が必要なんて簡単に言わないでくれ。そういうことをいうと、現場にバカが来て、現場のITを壊してしまうから。
- 今年の春、ソフトバンクの孫正義が変なことを言ったとき、僕たちの感じた恐怖を、貴方は分かるだろうか?
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