祈祷政治
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政府(あるいは政治家)の仕事として「何かの実現を祈ること」が大切になるかもしれないという話。
古代以来、伝染病が鎮まることを祈ったり、天変地異が怒らないことを祈ったりすることは、政府の重要な仕事であった。
「政治の限界」で書いたように、今後、政府にできないことは、年々増えていくだろうと思われる。
しかし、重要な問題について
「そんなことは政府には出来ないから、そのことは政府の責任ではない」
とか言われても、多くの国民には納得できないのではないか、とも思う。
そんなとき、政府には、問題の解決を「祈る」ことが求められるかもしれない。
たとえば、
「私は、普天間の米軍が国外に移転してくれることを祈っています。」
「私は、インフルエンザがこれ以上広がらないことを祈っています。」
といった具合。
個人的には、こういった祈祷政治をおこなう「祈祷総理」として鳩山由紀夫前総理が適任だったのになぁ。。と思っている。
たぶん、「国民のために祈る」ためには、毛並みの良さ、人柄の良さが必要なんじゃないかと思うから。古来、この種の仕事をしてきた天皇家がそうであったように。
参考:「明治神宮で。。。」
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