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道徳

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いわゆる、道徳的に正しいとされる行動や考え方というのは、地域や時代によって異なることがある。

道徳は概ね利益をもたらす

それぞれの社会はそれぞれ異なった道徳を持つが、どの社会でも共通していることとしては、その社会で道徳的とされる行動をすることは、その社会が存続する限り、おおむね当人にとっても利益をもたらし、反対に、その社会で非道徳的とされる行動をすることは、おおむね当人にとっても不利益をもたらすということである。

ヒューリスティックとしての道徳

自分の利益のみを基準にして考えて、最適な行動を採用するとしても、社会の中で最適な行動を選択していくことは、しばしば困難である。我々には、いかなる選択においても、不十分は時間と不確かな情報しか与えられないからである。そこで、ヒューリスティック(多くの場合に正しい経験則)を頼りに行動を選択していくことになる。例えば「人を殺したり盗んだりすることは自分のとっても良くないことになる」というのは、経験的に多くの場合、正しい。「子供を放置してパチンコにのめり込む」のも、多くの場合に良くないことになることを僕たちは知っている。これらのヒューリスティックの集合を、僕たちは、美意識とか道徳と呼んでいるのだと思う。

時代によって変化する道徳

堺屋太一氏(作家、元経済企画庁長官)は、20年ほど前、著書「知価社会」の中で、時代によって、道徳や美意識は変化するが、その変化のルールは変わらないと主張した。

どの時代も、人間は、足りないものを使うことを悪いことだと感じる道徳と豊富なものを多く使うことをカッコいいことだと感じる美意識を持っている、という仮説を主張し、多くの時代の異なる美意識や道徳を、それぞれの時代の経済的制約から説明してみせた。

これは、道徳がヒューリスティック的な性質を持っていることの称さだと思う。

ちなみに、同氏は、この本の中で、近未来(つまり、現在の僕たちの時代)は、地球環境問題や資源の制約などの影響で、物理的なものを多く使うことを悪いことだと感じる道徳を持ち(それゆえに、自動車などは売れなくなる)、反対に、情報過多のため、様々な情報を極端に多く使うことがカッコいいことだと感じる美意識を持つ(その情報の使い方は、現在(1980年代)の人たちには情報の無駄使いにしか思えないだろうということ)と予見している。

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