養生訓
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江戸時代に書かれた、医学書というか健康本の古典。
貝原益軒著。
内容
健康で長生きするために、どういう食べ物が良いか、どういう生活が良いかを事細かに書いてある。生活の各分野にわたって網羅的にアドバイスが書かれており、また、その内容の多くは、現代医学の視点で見ても、十分通用する。
ただし、一部には、現代医学の観点からは理解しにくいアドバイス(当時の習慣や迷信を反映しているのであろうか)もある。
現代版養生訓
というわけで、「現代版養生訓」とでもいうべきもの、現代医学に基づいた、健康のための「網羅的生活アドバイス集」のようなものが、多くの医者によって書かれている。ただ、現代科学はあまりに専門分化しすぎており、ひとりの医師が生活の各分野のアドバイスを網羅的に書くことは難しいようである。
よく知らない分野については、あまり事細かに書かず、当たり障りのない内容でお茶をにごすか、さもなくば、「納豆ダイエット」風の科学的根拠の薄弱な内容が混入してしまうことが多い。
自分でも、以前、「私家版養生訓」を書いてみようと思い立って頑張ってみたことがあるが、やはり、自分の専門から離れた分野については書きにくく、途中で挫折した。
Wiki版養生訓
たぶん、「現代版養生訓」は、ひとりの専門家、あるいは少人数の専門家グループで作ることは困難なのだろうと思う。というわけで、「Wiki版養生訓」みたいなのは作れないものかと考えているのだが、どんなものだろう?
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