EBM

evidence based medicineの略。「根拠に基づいた医学」と訳される。

理想

統計的な根拠が曖昧な治療を排して、可能な限り科学的な根拠を調査し、批判的に吟味し、それを目の前の患者に適用すべきか検討する、といった方法論。

理想の挫折

上記のような理想を信じている「科学的な医師」たちは、多くの医師が、EBMを「臨床研究を検索してまとめたマニュアルを作成し、それを単純に患者に適用すること」だと誤解していると憂慮しているらしい。

僕にとっての現実

とはいえ、雑多な問題の起こる臨床で、そこそこ使えるマニュアルがあるだけでも立派なものだと思う。というか、現実には、実際に臨床で、悩まずに単純に従えるような明瞭なマニュアルは数少ない。頼むから、そこそこ使えるという程度のマニュアルでいいから、もっと分かりやすいマニュアルを作ってくれ。