長坂坡
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長坂坡(ちょうはんは)と読む。
三国志における趙雲を語るうえで最も重要な場所である。
以下はそのエピソードである。
趙雲の属する劉備は曹操軍との戦いの末、大惨敗を喫したときのことである。
逃げに逃げている中、劉備の妻子ははぐれてしまう。
それに気づいた趙雲は、単騎で曹操軍のもとへと突進する。
あの張飛が 「裏切りやがった!」
といっちゃうほど早いスピードで。
そしてなんとか趙雲は劉備の息子・劉禅を見つけ、懐に抱いて戻る。
曹操軍の名のある武将が次々襲いかかるも、趙雲はこれらをすべて斬り抜ける
強い。本当に強い。
そしてなんとか劉備のもとに息子を届けると劉備はこういった。
なんてことをしてくれるのだ!
赤子一人を救うために、そなたが死んだらどうするのだ!
そういって劉備は救ってもらった息子を投げ捨てる。
「えええっ!」
「びっくりするわ!」
と
趙雲は思ったに違いない。
また投げ捨てられた息子・劉禅は投げ捨てられても死んでいないのは言うまでもない。
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