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横断研究 Cross-sectional Study

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因果関係を検討するための疫学調査法の 1 つ。調査対象者を,原因と考えられる要因と結果について二重分類し,両者の関連の有無を検討する。例えば調査対象者を,肺癌患者か健康者か,喫煙者か非喫煙者かで分類して 2×2 分割表を作り,肺癌と喫煙の関連を検討するような場合。

ここでいう横断研究は単なる記述にとどまらず,
暴露/危険因子(広い意味での予知因子Predictor)とアウトカムの関係,特に因果関係を明らかにしようとする研究のことである。

コホート研究やケースコントロール研究と異なり,予知因子(危険因子,暴露)とアウトカムの測定は同時期に行われ,経過観察は伴わない。

PubMed MeSH Terms: cross-sectional studies[mesh] or [mh]

Cross-sectional study:
Studies in which the presence or absence of disease or other health-related variables are determined in each member of the study population or in a representative sample at one particular time. This contrasts with LONGITUDINAL STUDIES which are followed over a period of time. (from PubMed MeSH Browser)

因果関係を強く示唆する所見は:
1)その危険因子の出現がアウトカムより先に起きている,
2)その危険因子を軽くしたり取り除くことによって、アウトカムが起きにくくなったり起きなくなる,
3)関連自体の強さ、
4)結果のある群での危険因子の認められる割合の高さ、
5)生物学的につじつまが合うあるいは説明可能ということ、
6)危険因子と結果に量的関係(Dose-response)が認められる,である。

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