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格の履歴

とは、名詞の文中における働きを決定する要素である。

は主 (名ともいう) と対に分かれ、それぞれ対語尾-n を無し、有りで標示される。

語尾は複語尾と同じように、対語尾を持った名詞修飾する形容詞にも付ける必要がある。


また副詞の対がある。後述。

語尾 -n がない名詞が主名詞である。
文の主語または補語となるほか、前置詞と組み合わせて句を構成する。

語尾 -n の付いた名詞が対名詞である。
基本的には文の目的語となるほか、以下のような働きがある。

移動の方向を示す

前置詞を伴なって:
Li kuris en la parko. 彼は公園で走った。 → Li kuris en la parkon. 彼は公園に駆け込んだ。
副詞の対として:
sude (南で) → suden (南へ)

前置詞の代わりとして

期間

期間を示す前置詞 dum (〜に亘って) の代わりに対語尾を用いてもよい。
★例文まだ

日付

日付を示す前置詞 en の代わりに対語尾を用いてもよい。
★例文まだ

を示す前置詞 je(回,量), en(回目) の代わりに対語尾を用いる。
★例文まだ

適切な前置詞がない場合

適切な前置詞がない場合に用いられる前置詞 je の代わりに対語尾を用いてもよい。
★例文まだ

動詞の自他を忘れた場合

目的語または動詞修飾語であろうものを、とりあえず対で示すことができる。
ただし、他にすでに目的語が存在するときは、混乱を生むのでこの手段は使えない。
★例文まだ