YG性格検査の履歴
矢田部ーギルフォード性格検査。12の性格特性を測定する。
情緒不安定性因子
- 抑うつ性(D)
- 回帰性傾向(C)
- 劣等感(I)
- 神経質(N)
- 客観性の欠如(O)
- 協調性の欠如(Co)
主導性・非内省性
- 愛想の悪さ(攻撃性)(Ag)
- 一般的活動性(G)
- のんきさ(R)
- 思考的外交(T)
- 支配性(A)
- 社会的外向(S)
出典:『性格とは何か』p136-p138
日本人の傾向
情緒不安定性因子について
1980年代に向けて低下傾向を示した後に、1990年代になると全体的に上昇傾向を示すことがわかる。
主導性・非内省性について
1980年代まではさまざまな動きを見せるのだが、1990年代になると全体的な方向性が一致して低下する傾向を示している。
日本人全体の性格
日本人全体の性格の平均値が、1990年代以降、情緒不安定的で非活動的になってきている様子が伺える。どうも、平成の時代(1989年~2019年)というのは、日本人全体の性格がネガティブな方向に向かっていったように見えるのである。