集合知の履歴
要約
元の英語は2つである。
- 集団的知性(Collective Intelligence)
- 群衆の叡智(Wisdom of Crowds)
この二つはしばしば混同される。
「集合知」は、ウェブのみならず、技術、芸術、ビジネス、政治のさまざまな分野で話題になっている。この2つを混同すると、現実とのギャップに失望し、期待した成果は得られないだろう(※2からの要約)。
マーケティング界隈で、「ティッピング・ポイント(Tipping Point)」という考え方がもてはやされている。ティッピング・ポイントと集合知の関連性については、あらためて考察したい。
集団的知性(Collective Intelligence)
- エリート的主義的、専門家※1
- "知識生成のプロセスにフォーカス"※2
- 100人いれば1人ぐらい専門知識を持っている人がいそうだ。
- Wikipedia:専門家による専門のネタ出し
群衆の叡智(Wisdom of Crowds)
- 反エリート主義的、専門家よりも普通の人の普通の集団 ※1
- 「『みんなの意見』は案外正しい」※1
- "独立した入力にフォーカス"※2
- 多様性・自律性 ※2
- 100人の多様な意見で最大公約数を取り出す→エラーを除去
- Wikipedia:専門情報を専門家ではない人たちがガーデニング
関連用語
- 創発(Emergence)
- 社会的ネットワーク(Social Network)
- 複雑ネットワーク(Complex Network)
- イノベーション(Social Network)
- ティッピング・ポイント(Tipping Point)