複雑ネットワークの履歴
複雑ネットワーク(Complex Networks)
構成要素
- ノード(Node)
- 線※1
特徴
- 自律
- 分散
- 総和は個々の特徴の合計とはならない(暗黙知・創発・非予定調和)
種類
- 社会的ネットワーク(Social Network)
- 知識ネットワーク(Knowledge Network)
- 同じアナロジーで言えば、脳、神経、生態系などもネットワークである。
社会的ネットワーク vs. 知識ネットワーク
社会的ネットワーク(Social Network)
ノードを人にした複雑ネットワークがである。ネットワーク全体(人の集合)が「社会(Society)」である。
社会的ネットワークのWebサービスがSNSである。
知識ネットワーク(Knowledge Network)
ノードを情報にした複雑ネットワークである。ネットワーク全体(情報の集合)が知識である。
そもそも知識とはネットワークである※2。
Wikiは知識ネットワークの実装と言える。
知識ネットワーク(情報と知識)
知識とは情報のネットワークである。
たとえば、一切日本語を知らない外国人を想定し、「鳥」という単語(情報)について説明する※3。
日本語を一切知らなければ、「鳥」という単語は意味をなさない。「TORI」という音としか認識されない。つまり、一切日本語を知らない外国人には「鳥」は知識ではない。
「鳥」には、「鳩」、「鷹」、「鷲」、「雀」など、多種多様な種類がある。また鳥は「動物」の一種である。もっと厳密に言えば「脊椎動物」の一種である。鳥はほかの脊椎動物と同じく、「頭」、「胴体」、「足」などから構成されるが、特徴的なのは、「手」ではなく「羽」を持つこと、「くちばし」を持つことである。羽により「飛ぶ」ことができる。鳥は「巣」で「卵」を産む。親は卵を温め、卵から孵った「雛」を育てる。
つまり「鳥」という情報は、これらの情報と繋がる(ネットワーク化する)ことによって、初めて知識となる。
知識は単独では存在しえない。情報のネットワークこそが知識である。
脚注
※1 正式になんというか忘れました。
※2 要出典。ご存知の方、コメント下さい。
※3 ドラッカーは、「CAT」で情報と知識の区別を説明している。