お客様の履歴

日本語のお客様は?

日本語のお客様に相当する英語は存在しない。

日本語では、売主(プロバイダ)よりお客様のほうがえらい。お客様は神様である。

英語では、売主とお客様は、対等な取引関係である。お客様がえらい、ということはない。

この違いは、以下のことを理解するとすっきりする。

日本語のお客様に相当する英語

英語の教科書にも載っていない。誰も教えてくれない。実は、日本語の「お客様」に相当する英単語は3つある。

Guest

Hostの対義語である。Host(饗応役)に対してGuest(来賓)である。HostはGuestをもてなす。

Client

取引関係の買主側である。特定できる個々人である。この言葉は特定個人(特定企業)相手に商売をしている人・業種が使う。医者・弁護士・会計士・コンサルタントなど。

Customer

同じく取引関係の買主側であるが、不特定多数を指す。

日本のお客様は、ClientまたはCustomerであると同時にGuestでもある。英語のClient/Customerには含まれないGuestの意味が含まれることにより、おもてなしの対象となる!