教育の履歴
学びとは、学び終わったあとになってはじめて自分が学んだことの有用性や意味について知ることができるという順逆の転倒したかたちで構造化されている。
教育について生産的なのは、「こうしなさい」「こうすればよい」という一元的な制約を設けないことである。
出典「昭和のエートス」内田樹 著
「教育」と「学習」
「教育」and「学習」でぐぐると、たくさん出てくる。おおよそ、次のように使い分けられている。
教育
第三者に教えてもらうこと。より受動的。
学習
自ら体験、習得すること。より能動的。
「教育」から「学習」へ
大前研一氏やダニエル・ピンク氏の主張を要約すると、こういうことになる。
- 複雑な時代になっている。「こうすればこうなる」という因果関係がより不明慮になっている。覚えた知識を再利用するよりも考える力がより重要になる。
- 現代は、飢えること、死ぬことのリスクが減少した。「生きること」により能動的にならざるを得なくなってきている。
- 生涯現役の時代になり、生涯学習が必要となる。
自己矛盾に気づく
- Wikiは知識を再利用するための宝庫という位置づけなのだが・・・(2010年9月)
関連リンク
http://mediamarker.net/u/naokis/?asin=4862381189
編集履歴
- 2010.09.23 「教育」と「学習」、「教育」から「学習」へを追記
- 2010.08.26 初稿