リーダーシップの履歴
定義
山口によると、以下の定義が定番とのこと。
リーダシップとは、集団の目標達成に向けてなされる集団の諸活動に影響を与える過程である。
出典:山口裕幸 著「チームワークの心理学」
原出典:ストッジル(1974)
理想のリーダー論
老子
最上の指導者(リーダー)は誰にも知られない。その次の指導者は人々に親近感があり、ほめたたえられる。その次の者は人々に畏れられる。最下等の指導者は、人々に軽蔑される。
出典:老子『道徳経』第十七章
「学習する組織」で触れた『最強組織の法則』でも引用されている。
バランス
- 業績に対する関心・人間に対する関心の両方が最大(マネジリアル・グリッド理論:ブレークとムートン 1964)
- P機能(目標達成行動)、M機能(集団維持行動)の両方が高い(PM理論:三隅 1984)
リーダーシップのライフ・サイクル理論
部下の成熟度 | 段階 | 指示的行動 | 協労的行動 | ○○的 |
未熟 | 第1段階 | 高 | 低 | 教示的 |
↓ | 第2段階 | 高 | 高 | 説得的 |
↓ | 第3段階 | 低 | 高 | 参加的 |
成熟 | 第4段階 | 低 | 低 | 委譲的 |
(ハーシーとブランチャード 1977)
編集履歴
- 2011.04.08 老子追記
- 2010.12.19 初稿(山口裕幸、ブレークとムートン、三隅、ハーシーとブランチャード)