タグの履歴

まえがき

ソーシャルメディア、Webサービスにおける基本的機能。
Web2.0の登場とともに普及したものの、使いこなしが難しい概念でもある。

利点

集合知の形成

記事・オブジェクトに「タグ」をつけることにより、分類し、凝集性を活かし、集合知を形成することができる。

情報共有

ほかの参加者とシェアすることができる。

欠点

抽象度が高く敷居が高い:

そもそも、抽象度が高い。抽象的思考、ロジカルシンキング、ラテラルシンキングなどの素養が必要。使いこなせている人は10%もいないのではないか?

対策:

慣れ親しむしかない。お薦めのSNSで投稿し、自ら分類を体験することが肝要。投稿を後から編集できないサービス(Twitterなど)よりも、後から編集できるサービス(Mindia・ブクログなど読書管理サービス)が良い。

揺らぎに弱い

表現が揺らぐと、凝集性が働かず、集合知を形成できない。

対策:

揺らぎを見つけたら修正する。再編集が不可欠なので、再編集不可のTwitterの課題。

無いものは探せない:

タグがついているものを一網打尽にできる一方、タグがついていないものを探せない。気づかない。「無知の知」ではない。哲学的な命題。

対策:

「無知の知」を理解し、知らないことすら知らない自分に気づく。

Webサービス別

Twitterでは

ハッシュタグ
例)#tag

Facebookでは

人にタグをつけられる。これにより、人と人を繋ぐことを支援する。

Wiki、mindiaでは

知識の分類に使う。タグをつけることにより、知識の凝集性を高めることができる。pandeiro245さんによると、naokisのブックが「mindiaで一番タグ機能を活用して」いるらしい(2012年8月)。
https://twitter.com/pandeiro245/status/236052149430272000

ソーシャルブックマーク

知識の分類に使う。

CoffeeMeetingのトークタグ

共通の話題ができる人を探すことができる。

編集履歴

  • 2011.02.15 初稿(Twitter/Facebook/Wiki/mindia)
  • 2012.08.21 利点を整理。ソーシャルブックマーク/CoffeeMeetingを追記
  • 2023.03.17 Web2.0、欠点を追記