タグの履歴
まえがき
ソーシャルメディア、Webサービスにおける基本的機能。
Web2.0の登場とともに普及したものの、使いこなしが難しい概念でもある。デジタルマーケティングで「タグ」を重用する必要性が出てきた。あらためて、タグの本質・利点・欠点を整理しておく(2023.03.17記)。
利点
集合知の形成
記事・オブジェクトに「タグ」をつけることにより、分類し、凝集性を活かし、集合知を形成することができる。
情報共有
ほかの参加者とシェアすることができる。
欠点
抽象度が高く敷居が高い:
そもそも、抽象度が高い。抽象的思考、ロジカルシンキング、ラテラルシンキングなどの素養が必要。使いこなせている人は10%もいないのではないか?
対策:
慣れ親しむしかない。お薦めのSNSで投稿し、自ら分類を体験することが肝要。投稿を後から編集できないサービス(Twitterなど)よりも、後から編集できるサービス(Mindia・ブクログなど読書管理サービス)が良い。
揺らぎに弱い
表現が揺らぐと、凝集性が働かず、集合知を形成できない。
対策:
揺らぎを見つけたら修正する。再編集が不可欠なので、再編集不可のTwitterの課題。
無いものは探せない:
タグがついているものを一網打尽にできる一方、タグがついていないものを探せない。気づかない。「無知の知」ではない。哲学的な命題。
対策:
「無知の知」を理解し、知らないことすら知らない自分に気づく。
Webサービス別
Twitterでは
ハッシュタグ
例)#tag
Facebookでは
人にタグをつけられる。これにより、人と人を繋ぐことを支援する。
Wiki、mindiaでは
知識の分類に使う。タグをつけることにより、知識の凝集性を高めることができる。pandeiro245さんによると、naokisのブックが「mindiaで一番タグ機能を活用して」いるらしい(2012年8月)。
https://twitter.com/pandeiro245/status/236052149430272000
ソーシャルブックマーク
知識の分類に使う。
CoffeeMeetingのトークタグ
共通の話題ができる人を探すことができる。
編集履歴
- 2011.02.15 初稿(Twitter/Facebook/Wiki/mindia)
- 2012.08.21 利点を整理。ソーシャルブックマーク/CoffeeMeetingを追記
- 2023.03.17 Web2.0、欠点を追記