プロフェッショナル進化論の履歴
プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)
ソーシャルメディアの時代にプロフェッショナルが進化すべき6つのステップを提示している。ソーシャルメディア信望者にとっては、必読書と言えよう。表現が簡潔でありながら、実に言葉に深みがある。田坂広志氏の洞察力に敬服する。
構成
1.「コンセプト・ベース」の戦略
2.「パーソナル・メディア」の戦略
3.「プロフェッショナル・フィールド」の戦略
4.「アドバイザリー・コミュニティ」の戦略
5.「ムーブメント・プロジェクト」の戦略
6.「パーソナリティ・メッセージ」の戦略
1.「コンセプト・ベース」の戦略
- インターネットを自分の「知的創造の場」にする
- 「サーチ」と「ウォッチ」
- 「サーベイ」(概観)と「フォーカス」(集中)
- 「コンステレーション」と「ストーリーテリング」(物語)
- 「師匠」、「私淑」
- 「心構え」
2.「パーソナル・メディア」の戦略
- 良き影響力を持つ「自分だけのメディア」を持つ
- 「修練の場」(成長/自己マスタリー)
- 「知識ポータル」
- 「自分の意見」より「お役立ち情報」
- 「情報共有」は「情報収集」よりも「情報発信」
- 「ポジティブ・メッセージ」・「ブロゴスフィア」・「言霊」
3.「プロフェッショナル・フィールド」の戦略
- 自分の「経験の智恵」を語れる専門分野
- 「プロフェッショナル・フィールド」の明確化
- 素人にも分かりやすく語る能力
- 「知識」(形式知)と「智恵」(経験や暗黙知)
- 「テーマの智恵」と「メソッドの智恵」
4.「アドバイザリー・コミュニティ」の戦略
- 人々の智恵が集まる「コミュニティ」を創り出す
- 「読者コミュニティ」を「アドバイザリー・コミュニティ」に
- 「ギブ・アンド・ギブン」の精神(Give and Given)
- 「マネタリー経済」から「ボランタリー経済」(評価経済)
- 真の「共感」を理解する
5.「ムーブメント・プロジェクト」の戦略
- 人々の行動を集めて「ムーブメント」を創り出す
- 「ムーブメント・コミュニティ」を生み出す
- 「学びと成長のコミュニティ」
- 「アクティブ・キーパーソン」をパートナーに迎える
- この社会を変えるための「ビジョンと志」を語る
6.「パーソナリティ・メッセージ」の戦略
- 自分の「パーソナリティ」を発信する
- 「ネットラジオ局」(現在ならYouTube/Ustream)
メッセージを「語る」スタイル
「イメージ・コミュニケーション」の重視
「Think」から「Feel」(感性)
編集履歴
- 2013.08.31 各戦略を展開
- 2011.02.18 初版