デザイン思考の履歴
デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方
ビジネスのためのデザイン思考 [単行本(ソフトカバー)]
手法
IDEOや多摩大学の紺野登らが提唱しているイノベーション手法。
デザイン思考とは、顧客と主客一体となった「場」で、直感を活かして相互作用的に個別具体の諸要素の関係性を創出し、それらの要素を時間・空間のなかにダイナミックに組織化(形態化)していくプロセスである。
出典:『ビジネスのためのデザイン思考』紺野登(著)
デザイン思考の3要素
- 洞察(インサイト)ー他者の生活から学び取る
- 観察(オブザベーション)ー人びとのしないことに目を向け、言わないことに耳を傾ける
- 共感(エンパシー)ー他人の身になる(他人の担架に横たわる)
出典:『デザイン思考が世界を変える』ティム・ブラウン(著)
二軸の思考プロセス
- 収束的思考⇔発散的思考
- 分析的思考⇔綜合思考
この間を絶え間なく行き来すること、それがデザイン思考の種なのである。
出典:『デザイン思考が世界を変える』ティム・ブラウン(著)
- 目的界(包括的)←内省的認知→現実界(個別的)
- 受動的←体験的認知→能動的
- 目的界x受動的:直感的な把握:身体的、暗黙知、純粋体験
- 現実界x受動的:矛盾の許容、個別具体の認知、仮説、概念の熟成
- 現実界x能動的:諸要素の組織化、対話・ブレスト、プロトタイピング、ボディストーミング
- 目的界x能動的:目的と現実の遊動・・・遊動:対立する要素間の遊び・インタープレイ、弁証法的ダイナミクス
デザイン思考とイノベーション
技術と市場・社会・文化の変化の要因と結びつける方法論と触媒的能力が求められており、そのブラックボックス部分にあたる新結合の方法論がまさにデザイン
出典:『ビジネスのためのデザイン思考』紺野登(著)
関連リンク
編集履歴
- 2011.11.19 『ビジネスのためのデザイン思考』追記
- 2011.11.06 初稿